VOL.42「フッ素ってなに?どうして歯にいいの?」
子どもたちの萌出した直後の歯は、まだエナメル質の結晶構造(ハイドロキシ・アパタイト)が完全ではありません。歯が萌出したあと、唾液中のカルシウムイオンが不完全な部分に取り込まれて、エナメル質が強くなっていくのです。フッ素を歯の表面に塗ると...
子供の頃、食事の際に親から「口に食べ物を入れたら30回噛みなさい」といわれたことはありませんか? 私たちはとくに意識することなく毎日歯で食べ物を噛んでいます。噛むことはもちろん食べ物を細かく砕くための行為ですが、単にそれにとどまらず、噛...
VOL.40「親から子供への虫歯感染(垂直感染)」
母親にむし歯が多いと子供もむし歯になりやすいと言われていますが、本当でしょうか? むし歯の原因は周知のとおりミュータンス菌等のむし歯と、各個人の持っている宿主防御機構(むし歯になりやすいか、なりにくいかの体の免疫機能)と生活をとり囲む環...
春先には、花粉症やアレルギー性鼻炎などに悩まされている方も多いと思います。その際に服用する薬が、歯周病などの症状を招くことがありますが、口の中をいつも清潔にしていれば、ある程度防ぐことができます。 ■アレルギー性鼻炎 春風が吹きはじめ。万...
VOL.38「おたふくかぜも、本来は口の中の病気」
口の中というのは複雑かつデリケート。ちょっとしたきっかけでいろいろな病気が発生します。耳の下あたりがはれる病気で、おたふくかぜというのがあります。正しくは耳下腺炎といって、耳の下にある耳下腺が炎症を起こす病気です。この耳下腺というのは、...