診療・治療についてのご質問
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Q
- 乳幼児期に注意することは?
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A
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定期歯科検診で予防しましょう
乳歯は生後3~4ヶ月頃から生え始める場合もありますが、平均的には6ヶ月後が多いようです。そして2歳半頃には全ての乳歯が生えそろいます。上下左右あわせて20本です。
このころから虫歯が出来始めますので歯が生え始めたら3ヶ月に1回か、少なくとも半年に1回は定期歯科検診をお奨めします。
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Q
- どのようにブラッシングすればよいですか?
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A
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要点がいくつかあります
ブラッシングの方法にはいろいろありますが、要点がいくつかあります。
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鉛筆を持つようにブラシを持ちます。
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このように持ちますと過大な力が入りませんので歯肉を痛めたり歯を削るようなことにはならないでしょう。目安ですが、1回に2本を、1ヶ所二十往復したらブラシを当てる場所を1本ずつずらして行きます。
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歯と歯の間に毛先が届くように細かく磨きます。大きく動かすと毛先が弾んでしまうため肝心の所にブラシが当たりません。
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歯と歯肉の間にブラシの毛先を入れるように細かく振動させるように磨きます。
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小さめのブラシを使います。目安として自分の大臼歯2本分の大きさです。
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大きすぎると何本もの歯に当たるため一度に何本も磨けたと思いこんでしまいます。
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Q
- 壮年期に注意するポイントは?
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A
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歯周病です
40歳代以降、歯周病によって歯を失う人が急増します。働き盛りの年代は歯周病が最も増悪化するときです。
歯周炎や不適切なブラッシングなどで歯ぐきが次第に退縮し、歯の根が露出してきます。この部分は歯の表面のエナメル質と違い、軟らかい組織のため虫歯(根面う蝕)になりやすかったり、誤ったブラッシングで根元を削り取って(楔状欠損)しまいます。歯石は食べ物の汚れが落ちにくい歯の生え際から、歯と歯肉の奥へと付いていきます。このような歯石は血液成分を含んでいるため茶から黒色となります。
その奥に汚れが溜まり、細菌やカビが発生して歯肉に炎症を起こさせます。すると生体の防御反応として白血球がやってきます。白血球が細菌やカビを退治してくれますがその結果膿みが溜まります。白血球が膿みになるとき自分の骨を溶かす酵素を出します。
歯の周りが腫れて膿みがでるたびに自分の歯を支える骨が溶けていくのです。そしてついにぐらぐらとなって抜け落ちていくのです。
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Q
- 歳をとっても歯を失わない秘訣は?
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A
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日ごろのケアを怠らないでください
老人期になると、健康歯の割合が他の年代にくらべ著しく減っていきます。
さし歯や詰め物、また入れ歯を入れている箇所はつぎ足したところ、とくに歯ぐきとの境目に気をつけ、毛先を到達させて小刻みに動かして清掃します。
また部分入れ歯などをしている場合は常に清潔を心がけ、食事をする時は常に入れ歯を入れた状態で噛む癖をつけましょう。入れ歯をせずに食事をすると、使ってない箇所が衰え、入れ歯が合いにくくなります。
おいしく食事をするためにも、口の中の清掃をして、常に清潔に保ちましょう。