2002 いつのまにか忍び寄るこわ~い歯周病
- 院長コラム
知らぬ間に忍び寄る歯周病
歯周病になってもかなり進行するまで特に目立った症状が現れません。そのため成人の8割が歯周病にかかっていると言う説もあるほどの病気なのに、意外に歯科医院で治療を受けている人は少ないようです。
歯周病は口の中だけの病気と軽く考えてはいけません。歯周病菌や菌の出す毒素が血流に乗って心臓に運ばれたり肺に入ったりすることで、全身疾患を引き起こすおそれさえもある病気なのです。
歯周病は手遅れになる前に、なるべく早く治療をすることが大切です。自覚症状がないと言っても少し注意すると気づけるポイントがいくつかあります。
歯周病を防ぐには?
歯周病の進行を防ぐには、いかに歯ぐきの炎症を食い止めるかがカギになります。炎症の元凶となる歯垢(プラーク)には億単位の細胞が含まれており、この中に歯周病を引き起こす歯周病菌も存在します。毎日のブラッシングで歯垢をしっかり落とすことが歯周病予防対策の基本です。
さらに半年ごとに歯科医院でお口のクリーニングをお勧めします。