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2001 治療した歯の注意点

  • 院長コラム

歯に人工物を被せる大きな理由の1つには、ものを噛んだ時にかかる力から歯を保護するということがあります。被せものをするには歯を削らなければならないので出来れば避けたい治療ですが、被せることによって逆にその歯の寿命が延びる可能性があります。小さなむし歯で行われているのは歯の穴に金属(インレー)をはめ込む治療です。むし歯が進行していて、詰め物が大きく広範囲になると冠(クラウン)を被せる治療が行われるのが一般的です。

 

こんなことに気をつけましょう!

むし歯予防

被せ物や詰め物をした歯と歯肉の境目からむし歯菌が入ることがあります。また、かぶせ物の種類(素材)や普段のケアなどにもよりますが、一般的に治療後5~10年たつと、かぶせ物にずれが生じて中の歯がむし歯になったり、かぶせ物が外れてしまうなどのトラブルがおきることがあるので、要注意です。

 

噛み合わせ

歯を被せるための人工物は、天然の歯とすりへるスピードが異なることがあります。このため、被せてから数年使用すると天然の歯よりも摩擦が少ないため。削れ残ってしまった部分が次第に強くぶつかり合い、かみ合わせが変化したり、被せた歯に負担がかかることがあります。

 

被せた人工物と歯肉の境目

被せ物と歯肉の境目にはプラーク(歯垢)がたまりやすいので念入りにケアしましょう。詰め物と歯の境目も同様です。治療した歯がむし歯になると、境目の部分が黒く変色したりしますが、見づらい部分なので自分では気づかないうちに中で進行していることもあります。半年ごとに歯科検診を受け、違和感を感じたら放置しないで早めに歯科医に診てもらいましょう。

 

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