1904 二次カリエスを防ごう!
- 院長コラム
歯を失う大きな原因にも!
以前のむし歯治療で入れた被せ物や詰め物が、年数が経つにつれ劣化したりお手入れを怠っていたりすると、被せ物や詰め物との境目から徐々にすき間ができて、むし歯になってしまうことがあります。これを、二次カリエスと言います。それが神経を抜いた歯であれば、むし歯になっても痛みを感じないため、気がつかないうちにどんどん進行していき重症化してしまいます。
一度治療した歯は、他の歯に比べむし歯になりやすく、再治療を繰り返すたび、自分の歯は失われ、抜歯へと近づいていってしまうので、二次カリエスを防ぐことは非常に大切なのです。
二次カリエスを防ぐためには?
特に念入りなお手入れを
むし歯を防ぐためには毎日の歯みがきは欠かせませんが、特に被せ物や詰め物は自然の歯よりも汚れが付きやすくなっています。意識して特に念入りにお掃除をしましょう。また、セルフケアだけでは落とせない汚れを取り除くためにも、定期的に歯科医院でクリーニングやメンテナンスをおすすめします。
フッ素を活用しましょう
フッ素には、歯からカルシウムが溶け出すことを抑制するチカラがあります。同時にいったん溶け出してしまったカルシウムを歯に取り込む働きも知られていて、歯の質そのものを強化してくれます。さらに、フッ素はむし歯菌自体の活動を抑える働きももっていて、二次カリエス予防に大変効果的な成分です。毎日の歯みがきには、フッ素が何%入っているか、明示された歯みがき粉の使用をおすすめします。