1805 喫煙がお口に及ぼすコワ~イ影響
- 院長コラム
歯周病になってしまう最大の原因は「喫煙」であることをご存知ですか?
たばこの煙には数千もの化学物質が含まれていて、
そのうちにコリンや発癌性物質などの有害物質は200種類を超えると言われています。
喫煙者は、口臭や歯にヤニがついて汚く見えるだけでなく、歯周病やむし歯にかかりやすく悪化しやすいので、
非喫煙者に比べ、治療しても治りにくくなることがわかっています。
お口の中はこんな危険に!
・歯周病を発症・進行させる
タバコの中に含まれるニコチンや一酸化炭素の影響により、血行不良、免疫力の低下が起こり、歯周病を発症・進行させやすくなります。
・歯垢が付きやすくなる
タバコのタール(ヤニ)が歯の表面にこびり付き、歯が汚く見えてしまいます。歯垢がヤニのついた部分に停滞しやすくなるため、むし歯の一因となります。
・ビタミンCが欠乏する
タバコを1本吸うと、1日に必要なビタミンCがすべて破壊されるともいわれています。ビタミンCは、体のさまざまな組織にとって欠かせないものです。
・むし歯ができやすくなる
喫煙によって歯周病が進み、歯ぐきが下がって、それまで歯ぐきに隠れていた歯根が露出してきます。歯根は抵抗力が弱いため、むし歯になりやすいのです。
・歯ぐきが黒くなる
タバコの成分が歯ぐき内にあるメラニン細胞を刺激し、メラニン色素が歯ぐきに定着してしまうため、日焼けしたように、どす黒くなっていきます。
・口臭がひどくなる
喫煙が習慣になると、タバコのニコチンやタール臭をだ液が洗い流しきれなくなり、口臭を発生させます。これに歯周病が加わるとさらにキツイ口臭になります。