1702「噛むことの大切さ」
- 院長コラム
しっかり噛んで健康に!
●丈夫なあごをつくる
子供の頃から固い物をよく噛んで食べると、あごの骨の発達を促します。口のまわりの筋肉が発達していないと歯並びに悪影響を与え、不健康になりがちです。
●消化・吸収を促す
よく噛むことで、だ液の中からアミラーゼという消化酵素が分泌され、胃腸の消化・吸収がより促されます。食べ物を充分に噛まないと、胃や腸に負担がかかり、体に悪影響を与えます。
●脳を活性化
よく噛むことで、脳内の血流が増え、脳神経活動が活発になり、脳の運動系統・感覚系統などが活性化されます。
●お口の中を快適環境に
よく噛むことで、唾液の分泌が促進され口の中の衛生状態を清潔に保ち、抗菌効果を促します。むし歯・ドライマウス・歯周病の予防効果があります。
●肥満を防ぐ
時間をかけてゆっくり噛むことで、満腹中枢が刺激され、食欲を抑える効果や肥満対策に役立ちます。
からだ全体にもいいことが!
●がん予防・アンチエイジング
よく噛むと、だ液に含まれるペルオキシターゼ酵素が、発がん性物質を抑えます。また、種々の他の酵素が老化防止に役立ちます。
●ストレス軽減効果
噛むというリズミカルな運動は、楽しい食事とリラックスした時間を提供し、日頃のストレスの軽減につながります。
現代人の咀嚼回数は、弥生時代の1/6
ひと口30回を目標によく噛んで食べましょう!