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No.1409「正しい歯磨きへの第一歩」

  • 院長コラム

歯磨きは、誰でも毎日やっていることですが、正しく磨く、ということになると、なかなかきちんとできている人は少ないものです。
では、どのように磨いたら正しい歯磨きができるのでしょうか?
 まず、自分に適した歯ブラシを選ぶことが第一です。そして、それを十分に生かした、効率のよい歯磨きを心がけたいものです。
 歯磨きの目的は、大きく分けて、ふたつあります。ひとつはむし歯や歯周病の原因になる歯垢を取り除くこと、もうひとつは歯肉をマッサージすることです。
 もしも、歯垢を完全に取り除く歯磨きがいつも行われていたら、むし歯はできません。ところが、自分はいつもきちんと磨いているのにむし歯ができた、という人は多いと思います。それは、きちんと磨いているつもりでも、あちこちに磨き残しがあるからです。
 歯磨きには、その人の長年の癖というものがあって、それぞれが固有の欠点をもっています。自分の歯磨きの欠点は、歯科医院でみてもらえばすぐにわかります。
 自分の歯磨きの欠点を、よくチェックしてから、今まで磨き残していたところを重点的に磨くようにするとよいでしょう。そのうえで奥歯や歯の裏側など、自分の苦手な場所に、歯ブラシは適当かどうかなどのチェックも必要です。
「歯磨き」ということから、歯だけをきれいにすればいい、というイメージが定着しているのかもしれません。歯の健康を考えると、ほんとうは「歯を磨く」というよりも「歯の清掃と歯茎のマッサージ」というべきなのです。そういう意味では、「歯磨き」よりも「ブラッシング」の方が正解かもしれません。歯と口腔の健康を考えて、正しいブラッシングを心がけましょう。

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